<真相>
探索者が買った鏡はレンのガラスを加工したものである。そうして鏡は門の役割を持っていた。しかし、不完全な門であったそれは夢の中で探索者の精神のみ送ることになる。
探索者が夢の中で訪れていたのは、50年前にこの鏡があった場所だった。そこはイドラを信仰する村だった。その村では豊作のためにイドラに定期的に生贄をささげていたのだ。
その生贄こそ探索者が出会う少女である。
少女は夢の中で探索者と話すうちに本来の人間らしさを取り戻していき、初めて涙を流したことで自身の気持ちに気づいてしまう。
「本当は、生贄になんかなりたくない」
最後、探索者に生贄になることは間違っていないのか尋ねる。
間違っていないといわれた彼女は、思考を止めて生贄になる。彼女が生贄になることで、過去は変わり、村はその後も存在し続けることになる。
鏡はあの洞窟から出ることなく、探索者の手にもわたらなかったことになる。
間違っているといわれた彼女は、自身の気持ちに完全に気づいてしまう。生贄になんかなりたくない。もっと生きたい。そのために、彼女は自身ではなく村人を生贄にした。そうして彼女は永遠の命を手に入れることになる。
<NPC立ち絵>
せらやま様(@seira55)
※著作権はせらやまさんに帰属します。
いかなる加工、当シナリオセッション以外での使用などはおやめください。
<おわりに>
本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc. Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc. PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION
※この著作物は「テーブルトークRPGに関する二次創作活動のガイドライン」( http://www.arclight.co.jp/trpg-rights/ )において、『スモールパブリッシャーリミテッドライセンス(SPLL)』施行前(2021年12月1日)以前に製造を開始した二次創作物です。
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BOOTH商品ページ CoC「鏡」
魔女の店